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明日がみえますか

第7部 続・マンション漂流/中 言い値疑う目磨く

価格交渉を重ねて新調したインターホンを操作する古川穂積さん=大阪府富田林市で大西岳彦撮影

 「カタログ価格は20万円ですが、半値でやります」。3年半前、インターホンの取り換えを考えていた大阪府富田林市のマンションの管理組合に、管理会社の担当者が売り込んできた。「半額」に感嘆する役員もいたが、理事長は同調しなかった。「その値段、妥当か」

 当時の理事長、古川穂積さん(76)は量販店で価格帯を調べ、電気工事店にも見積もりを頼んだ。交渉の末、管理会社の見積額は1戸約9万円に下がった。差額は1万円ほどだが、110戸分とエントランス部の割引なども合わせると205万円の出費が減った。

 古川さんは理事長を退いた後も、理事会の要請で副理事長を続けている。かつて金属部品会社で働き、設備に詳しく、コスト意識は1円単位で体に染みついている。役割は、管理会社の見積書をチェックする「防波堤」になることだ。

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