京都の仏像

/293 摩耶夫人像 子宝のご利益 /京都

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 (南区・福田寺)

 京都市南区の福田寺(ふくでんじ)は奈良時代の僧行基が718年に開いたとされ来年1300年を迎える。かつて真言宗、現在は西山浄土宗の寺の本堂横、龍神堂に摩耶夫人(まやぶにん)像が安置されている。

 一木造りとみられる木像で高さ約25センチ。文化財指定や詳しい学術調査を受けていないので不明な点が多い。

 寺に伝わる古文書の縁起などによると、6世紀ごろ中国・梁の武帝が安産の守り仏として自ら彫刻したとされる。摩耶夫人は釈迦の母で出産のため生家へ戻る途中に産気づき右脇下から釈迦を出産したとされ、像もその様子を表す。柔和でやや大づくりの面相や装飾などはどことなく大陸風の雰囲気も醸しだす。

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