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月刊五輪

「五輪を語ろう」 愛される存在なるか 東京五輪マスコット=アラウンド・ザ・リングス編集長 エド・フーラ

バルセロナ五輪マスコットのコビー

 <AROUND THE RINGS>

 日本人の想像力は、世界の人々を楽しませる架空の生き物を作り出してきた。怪獣映画となったゴジラやラドンがそうだ。ハローキティはかわいらしく、テレビゲームに登場するマリオやソニックは日々の暮らしの楽しみになっている。どれも忘れがたい。

 2020年東京五輪・パラリンピックの大会マスコットの最終候補の3作品が選ばれた。応募2042作品から100件程度に絞り込み、デザイナーら専門家による審査会が最終候補作品を選んだ。選ばれた作品を見ると、専門家には申し訳ないが記憶に残らない。作品は人間のようで、動物のようで、ロボットのようでもある。何もかも混ぜ合わせたようだ。大会エンブレムと同じ市松模様をあしらった作品を除けば、東京大会との関連性を想像するのが難しい。

 これまで四半世紀にわたって五輪のマスコットを見てきた。忘れ去られた作品も少なくない。組織委が公募したものもあれば、専門家に委ねたものもある。どの作品も子どもに愛されると楽観的だった。昨年のリオデジャネイロ五輪のビニシウスは猫や猿、鳥などを合わせたブラジルを代表する動物とされたが、大会期間中見かける機会は少なかった。12年ロンドン五輪の一つ目のウェンロックは不気味だった。

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