- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

JR香椎駅(福岡市東区)の駅員が香椎線沿線の駅の記念スタンプを手作りして窓口に置いたところ、乗降客や「押し鉄」と呼ばれる鉄道ファンの間でじわじわと人気が広がっている。西戸崎駅(同)までの計6駅分を作り、駅員は「地域のにぎわいにつながれば」と話す。
全国の主要駅や観光地の駅には、乗降客などが記念に押すスタンプがあるが香椎駅にはなく、スタンプ収集を楽しむ押し鉄の期待に応えられないでいた。予算も限られる中で「何とかできないか」と考えた駅員らが思い付いたのが、消しゴムはんこを作る要領で、自分たちで手作りすることだった。
一般的な記念スタンプを参考に、直径約7センチの円形にした。駅員の中で消しゴムはんこを作った経験のある長沢はるかさん(33)がパソコンでデザインを担当。他の駅員も協力して、板状のゴムシートに漢字とローマ字表記の駅名と駅舎のイラストを彫刻刀で刻んで印面を製作し、丸く加工した木製の持ち手を付けた。
この記事は有料記事です。
残り394文字(全文800文字)