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スキー複合

弟と同じ舞台へ 清水亜久里の五輪争い

ノルディックスキーW杯複合個人第4戦ラージヒル、清水亜久里の後半距離=ノルウェー・リレハンメルで2017年12月3日、宮間俊樹撮影

 ノルディックスキー複合で平昌五輪を狙う清水亜久里(あぐり、25)=ユーグレナ=は、日本代表争いの瀬戸際にいる。弟の礼留飛(れるひ、24)=雪印メグミルク=が前回ソチ五輪のジャンプ団体で銅メダリストになり、「礼留飛にできるなら自分にできないはずはない」と初の五輪を目指している。【江連能弘】

     五輪代表は最大5人。清水は昨季のワールドカップ(W杯)個人総合で日本勢の6番手だったが、今冬のW杯は41位が最高で現状は7番手。序盤戦は「イメージと現実のギャップがある」と繰り返した。距離より飛躍の力があるが、飛躍で上位につけられずにいる。

     新潟県妙高市出身で、ジャンプや複合で高校時代から41回連続で国体出場を続ける父・久之(ひさゆき)さん(57)の指導の下、小学3年から2学年下の礼留飛と一緒にジャンプを始め、複合選手になった。これまで「悔しさを力に変えてきた」と言う。

     新潟・新井高3年の冬に世界ジュニア選手権代表に選ばれたが、現在ジャンプで活躍する小林潤志郎が金メダルに輝く陰で補欠に甘んじた。専大在学中の2012年12月の国内大会では渡部暁斗、善斗に続く3位に入り、「ソチのチャンスがある」と思った13年1月、海外でジャンプの練習中に転倒し、手首の骨折や脳出血で一時、記憶を失った。その後、戦列に戻ったが、ソチ五輪で活躍する弟の姿を見たのは山形・蔵王での国体宿舎のテレビ越し。「礼留飛のメダルはうれしかったが、悔しさ7割、うれしさ3割だった」

     昨季からW杯にフル参戦。日本チーム内の「5枠」を巡る競争が激しさを増す中、「(他選手の成績が)気にならないと言えばうそになる。でも自分のやることをぶれずに続けたい」と話す。

     F1ドライバーとして活躍していた鈴木亜久里さんにあやかり、清水家に受け継がれる「久」の1字も含め、「世界で活躍するように」と名付けられた清水。まずは弟と同じ舞台へ。そして「3番でいいとかは思わない。1番になることが本物。根拠のない自信が自分の強み」と、いちずに上を狙い続ける。

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