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米軍ヘリ窓落下

19日にも飛行再開 防衛省容認

米軍ヘリコプターCH53Eの窓が落下した校庭を視察するクラーク大佐(左から2人目)=沖縄県宜野湾市の市立普天間第二小学校で2017年12月18日午前9時57分、遠藤孝康撮影

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に隣接する市立普天間第二小学校の校庭に米軍大型ヘリコプターCH53Eが窓を落下させた事故で、防衛省は18日、非常脱出用の窓を固定する金属製ワイヤの紛失を搭乗員が見落とした「人的ミス」(点検ミス)が原因だと発表した。米軍が同型機の点検や搭乗員の再教育を実施したとして、防衛省は同日、事故後に停止されていたCH53Eの飛行の再開を容認。米軍は19日にも飛行を再開すると防衛省に通告した。

 米軍は普天間飛行場周辺の小中学校や高校、大学の上空の飛行を「最大限可能な限り避ける」よう指示した。学校や病院、行政機関など「配慮を要する地域」を飛行図に図示する作業にも着手した。一方、防衛省は普天間第二小学校の屋上にカメラを設置し、米軍が上空を飛ばないよう監視を始める考えを示した。

 防衛省によると、落下した機体右側の窓は、レバーを上げると機体から外れる構造になっている。通常はレバーを固定するため、金属製ワイヤで操縦席にあるフックと固定されているが、事故機はワイヤ自体が装備されておらず、搭乗員も飛行前に点検を怠っていた。飛行中にレバーが何らかの原因で上がり、窓が校庭に落下した。

 米軍は事故後、同型機のワイヤが適切に固定されていることを確認し、飛行前に複数の整備員がワイヤの固定を確認する措置も導入した。また、CH53Eの搭乗員や整備員に事故原因を説明し、再発防止のための飛行手順について再教育を実施。これを受けて、防衛省は「飛行再開のための措置がとられた」と判断した。

 米海兵隊幹部は18日、普天間第二小学校を訪れて謝罪した。【秋山信一】

■米軍ヘリの窓落下事故を受けた米軍対応の骨子

<事故原因>

・人的ミスと結論

・窓のレバーが適切に固定されていないことを見落とし、誤って緊急脱出の位置に動かされ窓が離脱

<再発防止策>

・同機種の搭乗員、整備員らに再教育

・飛行前点検で複数の整備員が窓の安全ワイヤ固定を確認

・普天間飛行場を発着するすべての航空機に、普天間第二小学校を含むすべての学校の上空飛行を避けるよう指示

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