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学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡る問題をまとめました。

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定年「ダブルスタンダード」

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加計学園が建設中の岡山理科大獣医学部=愛媛県今治市で2017年11月、本社ヘリから大西岳彦撮影
加計学園が建設中の岡山理科大獣医学部=愛媛県今治市で2017年11月、本社ヘリから大西岳彦撮影

 学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)が運営する岡山理科大の教授と元教授計11人が、定年が71歳から65歳に引き下げられ不利益を受けたとして、学園側に地位確認などを求めた訴訟が岡山地裁で続いていることが分かった。来春に新設が決まった同大学の獣医学部獣医学科では、1期生が卒業する6年後に70歳以上になる教員12人が就任する見込みで、労働組合関係者からは「ダブルスタンダードだ」と批判の声が上がっている。

 訴状などによると、学園は2008年4月、定年を71歳から65歳に引き下げる改正就業規則を施行した。同年3月末時点で65歳超の教授には適用せず、60歳以下だった教授については68歳までとするなど経過措置を設けたが、66歳以降の給与は一部減額した。原告らは定年の引き下げで収入が減るなど人生設計に支障が生じたとして、15年に提訴した。

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