連載

特集ワイド

「人だかりがする」ニュースを目指して、読み応え十分の記事をラインアップ。

連載一覧

特集ワイド

キタサンブラックに人生重ね サブちゃん流「引き際の美学」

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
有終の美を飾る有馬記念に向け、ガッツポーズする北島三郎さん=東京都八王子市で、太田康男撮影
有終の美を飾る有馬記念に向け、ガッツポーズする北島三郎さん=東京都八王子市で、太田康男撮影

競馬の「紅白」有馬記念で花道

 日本競馬界で現役最強馬と名高いキタサンブラックが、年内で現役引退する。最後の晴れ舞台に選んだのは、24日の有馬記念。オーナーの北島三郎さん(81)は、演歌歌手としての人生をこの愛馬に重ね合わせ、ラストランを見届ける。【鈴木梢】

 「有馬記念は、歌の世界でいえば紅白歌合戦。1年の締めくくりにファンを魅了するひのき舞台という意味で、似ているよね」。インタビューに応える北島さんは、歌い手と馬主の顔を同時に見せた。その年、最も活躍した歌手がステージに勢ぞろいするNHKの紅白。ファン投票で選ばれた精鋭だけが出走できる有馬記念。「息子」と呼ぶブラックが「競馬の紅白」で花道を飾るのは、偶然の一致とは言い難い。

 北島さんの紅白出場は、現在も最多記録を誇る。1963年から50回出場し、2013年に後進に道を譲りたいと卒業を決意した。自らが原譲二の名で作曲した「まつり」を大トリで歌い上げ、フィナーレを飾った。「ああ、50回といえば半世紀だよね。紅白は時代と共に変わってほしいと思い、感謝の気持ちから自分で1本の線を引かせてもらいました」。約1年後には、4578回続けた座長公演にもピリオドを打った。

この記事は有料記事です。

残り2211文字(全文2720文字)

あわせて読みたい

注目の特集