年賀状

90歳、書けましておめでとう 奈良の女性、夜間中で漢字学び 88歳で一念発起「今が一番幸せ」

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
通っている夜間学級で年賀状を仕上げる西田正江さん=奈良県橿原市で、平川義之撮影
通っている夜間学級で年賀状を仕上げる西田正江さん=奈良県橿原市で、平川義之撮影

 90歳になって初めて、自分の手で年賀状を書くという目標を達成した女性がいる。奈良県大和高田市の西田正江さん(90)。幼少から働き、戦時中の混乱などもあって満足に学ぶ機会がないまま成人したが、88歳だった2年前、一念発起して同県橿原市立畝傍中学校2部(夜間学級)に入り、少しずつ漢字を覚えた。念願がかない、「今が一番幸せやなあ。もっと上手に書きたいな」と目を細めた。【矢追健介】

 7人兄妹の長女で、大阪市に住んでいた幼い頃から妹の世話や家事に追われ、小学校卒業後は紡績工場で働いた。20代前半で家具職人と結婚したのを機に奈良県に移り住み、4人の子を育てた。生活は楽ではなかったが、「人前で涙を見せるのは嫌い」と、常に笑顔で乗り越えてきた。

この記事は有料記事です。

残り480文字(全文799文字)

あわせて読みたい

注目の特集