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ノスリという名前を初めて聞く方は、どんな野鳥を想像しますか。それが猛禽(もうきん)類を指すとは想像しにくいかもしれません。由来には諸説ありますが、韓国の言葉で「スリ」がワシタカ類を指す語尾であることから、野にいるタカでノスリになったという話が私は個人的に気に入っています。
鳥取県南部町でノスリに出合う時は、電柱のてっぺんや田園地帯にあるハデ小屋の上、畑のスプリンクラーの上などに、ずんぐりむっくりとした姿で止まっていることが多く、顔つきもどことなく可愛らしさがあります。恐らく、目の色(虹彩)が茶色であることもその一因かもしれません。鳥取県の準絶滅危惧種に指定されていますが、町内では比較的普通に見られ、大きさはカラスほど。おなかに腹巻きをしているような模様が見えるのも、他のタカとの区別ポイントです。
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