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騒動続く大相撲

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守屋秀繁氏
守屋秀繁氏

 大相撲で横綱の不祥事を巡る騒動が続いている。元横綱・日馬富士は前頭・貴ノ岩関への傷害事件で引退に追い込まれ、横綱・白鵬関は九州場所優勝後に観客に万歳三唱を促したことなどで厳重注意処分を受けた。日本相撲協会は事態を早期に収拾できず、ガバナンス(組織統治)の欠如を露呈した。原因はどこに。

「品格」は自覚すべきもの 守屋秀繁・前横綱審議委員長

 最近の白鵬関は横綱としての品格を論じる以前の問題だ。相撲の取り方も張り手、かちあげ、ダメ押しと乱暴で、九州場所では、立ち合いが不成立だとして手を挙げて物言いをつけようとした一番もあった。千秋楽の優勝インタビューでは「日馬富士関と貴ノ岩関を再び土俵に上げてあげたい」と発言した。横綱はそんな権限を全く持っていない。自分が一番偉いのだ、と勘違いしているのではないか。

 私が横綱審議委員会の委員として経験した4人(白鵬、日馬富士、鶴竜、稀勢の里)の横綱推挙では、品格について議論したことは一度もない。品格は当然、満たしているものとして審判部で議論され、横綱審議委員会に上げられたとみなしている。むしろ議論は(2場所連続優勝やそれに準ずる成績を基準としている)力量の方だ。

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