小腸の末端部、回腸などに炎症が起こる難病「クローン病」の発症メカニズムの一端を、大阪大の香山尚子助教(免疫制御学)らの研究グループがマウスを使った実験で解明した。異常な免疫細胞が肝臓で作られた胆汁酸に触れ、腸内で暴走して炎症を起こすとみられ、新たな治療法の開発も期待される。研究成果は20日、米科学誌イミュニティー(電子版)に掲載された。
腹痛や下痢が続くクローン病は国指定の難病で、10~20代で発症する人が多く国内の患者数は約4万人。食の欧米化で脂肪の摂取量が増えたことで患者数も急増しているとされるが、はっきりした原因は分かっていない。
この記事は有料記事です。
残り398文字(全文670文字)
毎時01分更新
菅義偉首相が18日に行った施政方針演説は、11都府県を対象…
6年半前、サッカー界のスター、クリスティアノ・ロナルド(3…
米国の新型宇宙船「クルードラゴン」で2020年11月に国際…