全国高校駅伝

チーム紹介/上 男子・埼玉栄 悔しさバネに復活 /埼玉

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練習に励む埼玉栄の選手たち=さいたま市西区の同校グラウンドで 拡大
練習に励む埼玉栄の選手たち=さいたま市西区の同校グラウンドで

 京都市の都大路を駆ける「男子第68回、女子第29回全国高校駅伝競走大会」(毎日新聞社など主催)が24日、行われる。県勢は男子が埼玉栄、女子は昌平が出場する。両チームの歩みや、大会に向けた選手たちの意気込みを紹介する。【中川友希】

 11月の県予選では2位に3分以上の差をつけ、2年ぶりの全国大会への切符を手にした埼玉栄。「計7区間の選手が皆、力が接近している」(神山洋一監督)という選手層の厚さが武器だ。11月の関東大会でも優勝し、勢いに乗る。その裏には、けが人が相次いだ昨年のチームの「修正」を目指した地道な努力があった。

 昨年の県予選はメンバーの故障などで、まさかの32位。全国大会の連続出場が22年で途切れた。昨年は故障者の続出で、常に主力選手の誰かが練習から欠けていた。神山監督は「あの日一日の負けではない。1年の課題が出た」と振り返る。

 昨年12月、チームは出場できなかった全国大会に足を運んだ。「目指すからには臨場感を味わう必要がある」と神山監督が発案し、部員らは京都で全国大会を観戦。翌日と翌々日は実際のコースを試走した。

 宮坂大器選手(2年)は「出場できなかった大会を見るのは悔しくもあった」と明かす。それでも「来年絶対に出場すると思っていたので、雰囲気を味わえて良かった」と話した。

 目標の舞台を思い描きながら、チームは「今までの否定ではなく修正」(神山監督)を目指した。けがを防ぐため、2人組で15~30分程度行うマッサージを2週間に1回から1週間に1回に増やした。帰宅後のストレッチも徹底し、宮坂選手は「毎日20~30分ずつするようになった」と話す。

 今夏には福島県南会津町など全国3カ所で合宿を行い、基礎体力づくりや走り込みなどに励んだ。神山監督は「みんなで徹底的に練習できた」と語る。早田祥也主将(3年)は「集団走で遅れる部員が少なくなった。特に駅伝の主力選手は崩れなくなった」と話す。

 県予選のタイム(2時間7分14秒)は全国大会出場校中9番と上位に食い込む。神山監督は「4区以降は全国的にも劣らないと思う。鍵となる1~3区で粘り、先頭が見える形で後半に持ち込みたい」。早田主将は「昨年出場していない分、しっかり走り、1秒を削り出したい」と意気込む。5位入賞を目標に掲げ、本番に臨む。


県勢男子の過去10年の成績

   年 出場校   順位 タイム

2007 埼玉栄   4位 2時間5分51秒

  08 埼玉栄   3位 2時間4分46秒

  09 埼玉栄  11位 2時間6分26秒

     武蔵越生 29位 2時間9分18秒

  10 埼玉栄  26位 2時間9分12秒

  11 埼玉栄  15位 2時間7分48秒

  12 埼玉栄  28位 2時間9分46秒

  13 埼玉栄  25位 2時間7分53秒

  14 埼玉栄   3位 2時間4分41秒

  15 埼玉栄  19位 2時間5分59秒

  16 武蔵越生 20位 2時間7分31秒

 ※09年は第60回記念大会で、武蔵越生が県代表、埼玉栄は北関東地区代表として出場


登録メンバー

1区  宮坂大器 (2年)

2区  白鳥哲汰 (1年)

3区  市村朋樹 (3年)

4区  古川礼穏 (3年)

5区  佐藤慎巴 (3年)

6区 ○早田祥也 (3年)

7区  脇坂進之介(2年)

    小野寺勇樹(3年)

    久保田悠月(2年)

    原田龍生 (2年)

 ※敬称略、○は主将 区間は県予選時のもの

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