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健康狂想曲

第4章・メンタルヘルス/2 発展途上ストレスチェック

各部署に説明するため日立製作所が作ったストレスチェックの結果分析資料。かみ砕いた解説文も付ける

 働く人のメンタルヘルス(心の健康)不調を予防するため、2015年12月から労働安全衛生法に基づき事業所に実施が義務づけられた「ストレスチェック」。うつ病などの精神障害での労働災害補償件数が増える中、働く人の心を守る取り組みになっているのだろうか。

 ●医師面接実施0.6%

 「『あなたは高ストレスです』って結果をもらったけど、また来たか、という感じ」。大阪市港区の企業で営業を担当する中間管理職の男性(47)。毎年ストレス状態が高いと評価されるが、医師と面接するよう勧められても何もしていない。部署はこの10年で人員が半減し、業務量はむしろ増えた。「うちの部署はうつ病の人が多い。病気になった同僚を見ていると、重要な仕事は任されず出世の可能性はゼロに近い。ストレスは酒で紛らわせるだけ」

 厚生労働省が義務化後初めて実施した17年6月末現在の調査によると、ストレスチェックを実施したのは、義務づけられた従業員50人以上の事業所の約8割。従業員が受検するかどうかは任意で、受検率は8割弱だった。そのうち高ストレスと評価され医師面接をした人の割合は、従業員全体の0・6%だった。

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