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菊地功(きくち・いさお)さん(59)
教会で働く両親の姿を見て育ち、弟とミサのまね事をして遊ぶ「教会の子」だった。司祭になって31年余、フランシスコ・ローマ法王から、東京大司教区(東京都、千葉県)の信徒約10万人を束ねる任務を託された。
聖職者としての原点は西アフリカ・ガーナにある。所属する修道会「神言会」から1986年に派遣され、約8年間にわたり、山中の教会二十数カ所を回ってイエス・キリストの教えを説いた。
「極貧だが、家族や共同体のつながりが強く、人々は助け合い、支え合って生きていた」。日本から失われた「古き良き時代」が息づいているように感じた。
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