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ありのままを愛され、受け入れられたと実感できる経験がなく、「死にたいほどつらい」と悩む若者は増えている。ところが今の社会には、そう吐露すること自体を否定するような風潮がある。そのため悩みを吐き出すには勇気がいり、悩みが深い人ほど助けを信じられない。
また心理相談に乗る専門家は通常、敬語を使い、一定の距離を置いた上でサポートする。共倒れを防ぎ、適切な支援を行うためなのだが、当事者にとっては寂しかったり過酷だったりする。
それに対して死にたい気持ちを「一緒だよ」と受け止めてくれる白石隆浩容疑者のような相手は心地が良く、当事者が危害を加えられる危険性を見極めるのは難しい。
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