10月31日、神奈川県座間市で、27歳の男が住むアパート室内から9人の遺体が見つかりました。1人は友人を捜しにきた男性で、8人は15~26歳の女性でした。高校生が3人含まれていました。
男は短文投稿サイトのツイッターで複数のアカウント(登録名)を持ち、自殺願望を持つ女性らに自分も自殺願望があるかのように思わせて、呼び寄せ、殺害したとみられています。調べに対し、「女性たちに会ってみると、本当に死にたいと言っている人はいなかった」「会ってみると『話し相手が欲しい』という感じだったが、襲った」と供述しています。
さまざまな悩みを抱えた女性たちは、同じように死にたい気持ちを抱く相手なら、自分のつらい気持ちを心底理解してくれると期待したのでしょう。無意識だとしても、生きるための手助けを求めていたのだと思います。しかし、年齢、性別、容姿、職業、交流目的さえも簡単に偽ることができるのが、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・システム)です。
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