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健康狂想曲

健康への関心が今ほど高まっている時代はありません。あふれる情報や「健康であるべきだ」という圧力に、どこか息苦しさを感じている人もいると思います。日本人の置かれた健康をめぐる状況を探る連載「健康狂想曲」を展開します。

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第4章・メンタルヘルス/4 復職支援、ビジネス志向に

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仲間と話し合うフットサルチーム「オムハビユナイテッド」の一之瀬徳之さん。「グループの力で安定して長く働けるように」と話す=斎藤義彦撮影
仲間と話し合うフットサルチーム「オムハビユナイテッド」の一之瀬徳之さん。「グループの力で安定して長く働けるように」と話す=斎藤義彦撮影

 ●仕事力高め定着増

 「お客はどこに逃げた?」。女性はプレゼンテーションソフトでファッション業界を分析。ターゲットの再検討など大手の戦略見直しが必要と提案した。4人がビジネスを語り、まるで営業会議だ。

 ここはうつ病で休職した人を中心に職場復帰を支援する企業「リヴァ」の東京都内の施設。就労移行支援など障害者向けの制度を利用した訓練だ。婦人服大手の不振を伝える記事を1時間程度で要約、独自の分析や提案も加える。グループで課題を達成したり、PR力を鍛えたりと訓練は常にビジネス復帰が念頭にある。

 次はグループで「好きな言葉」をテーマに結論を出さずに話し合う「ダイアログ」。「人事を尽くして天命を待つ」という言葉から、男性参加者は何もかも自分でこなそうとし、うつに陥った過去を語り出す。職員は「自分を振り返る効果もある」と話す。うつになるのはどんな契機で、どんな対処法があるのか。時には自分の気分を時系列にグラフ化して自己分析する。

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