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イノシシ

捕獲効率的に ICT活用でわな見回り 栃木

ICTを活用したワナにかかったイノシシ=栃木県大田原市で2017年12月21日、野口麗子撮影

 栃木県が昨年度から取り組んでいる情報通信技術(ICT)を活用した獣害防除対策実証事業で、効率的なイノシシなどの捕獲システムの報告会が21日、栃木県大田原市役所黒羽支所などで開かれた。

 県内の猟友会や市役所担当者ら約70人が参加。同市雲岩寺地区ではICTを活用したわなにイノシシがかかった様子を見ながら、システムの説明を受けた。

 県農村振興課によると、約15年前はイノシシによる被害は山間部に集中していたが、近年は県内全域に拡大。狩猟者の高齢化や地域の過疎化が深刻化している事情もあり、県は獣害対策の負担軽減が必要と判断し、ICTによる省エネ捕獲システムを研究している。

 新システムでは、熱源に反応するセンサーカメラをわなの周囲に設置し、インターネットで写真を確認できる。毎日実施していた見回りは、必要な時のみに省力化できるという。また、捕獲検知センサーも設置し、わなが作動すると登録者にメールが届き、イノシシなどの捕獲をすぐに把握できる。

 大田原市鳥獣被害対策実施隊の橋本公夫代表は「これまではわなの見回りのため1日80~100キロの距離を移動しなければならなかった。ICTがあればメールが来て心構えをしてから、わなのところに行けるので無駄がない」と話している。同課は「一定の効果がある」と新システムを評価。費用対効果を分析した上で、展示会を開くなどして普及を図るという。【野口麗子】

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