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静岡・トンネル巡り 別世界への出入り口 どこか郷愁漂う魅力 /東京

暖かな光で照らされる明治時代に作られた宇津ノ谷トンネル=静岡県で

 国境(くにざかい)に限らず古いトンネルにはどこか郷愁が漂う。ぽっかりと空いた闇の先には何があるのだろう。静岡県には、国の登録有形文化財に指定された明治時代のトンネルがあると聞いた。しかも現役のトンネルである。「トンネル巡り」を趣味とする花田欣也さん(56)=東京都=とともに向かった。【成田有佳】

 JR静岡駅から約30分、路線バスに揺られる。車中で花田さんは「トンネルには先人の汗と涙が詰まっている」と熱く語る。インフラとしての有用性だけではない。トンネル建設そのものをテーマにした映画「黒部の太陽」や、宮崎駿監督のアニメ「千と千尋の神隠し」では別世界への出入り口としてトンネルが描かれた。でも、日ごろは車や電車で通るだけで、意識することも少ない。だから花田さんはあえて歩いて行けるトンネルを巡っているという。

 静岡市の国道1号沿いにある「宇津ノ谷(うつのや)入口」停留所で下車し、地元の観光ボランティアガイド、望月利康さんと合流、旧東海道にあたる坂道を上っていく。「トンネルにたどり着くまでが醍醐味(だいごみ)。ドーンと現れるんですから」。花田さんが言うようにカーブの先に突然トンネルの入り口(坑門)が現れた。坑門は、縦長でΩの記号のようで、現代の平べったいフォルムではない。石とれんがが丁寧に積まれていた。

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