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今週の本棚

池内紀・評 『日本人とリズム感-「拍」をめぐる日本文化論』=樋口桂子・著

 (青土社・2376円)

前言語的、経験則としての感性

 一つのエピソードが手引きになっている。かなり前のことだそうだが、友人とタクシーに乗っていた。友人の友人であるイタリア人の男性もいっしょで、ローマから着いたばかり。カーラジオの女性の声にイタリア人が心配そうにたずねた。「彼女は腹でも痛いのか」。都はるみの「アンコ椿……」の絞り出すような歌声が、イタリア人には腹痛を訴えているように聞こえたらしい。

 それ以上に「私」には気になった。友人はイタリア暮らしが長く、流暢(りゅうちょう)なイタリア語を話し…

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