メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

今週の本棚

鴻巣友季子・評 『源氏物語 上』/『源氏物語 A・ウェイリー版 第1巻』

 ◆『源氏物語 上』紫式部著、角田光代訳(河出書房新社・3780円)

 ◆『源氏物語 A・ウェイリー版 第1巻』紫式部著、毬矢まりえ、森山恵訳(左右社・3456円)

画期的現代語訳と戻り訳で再創造

 今年は日本における『源氏物語』にとって、革新的な年となった。一つは、角田光代による画期的な現代語訳の刊行が始まったこと。もう一つは、「源氏」の国際的研究においては、今なお最重要であるアーサー・ウェイリーの英訳、これを日本語に訳し戻す試みが登場したこと。後者は、佐復秀樹に次いで二回目の「戻り訳」である。

 角田訳を評して、池澤夏樹は「モダニズムに仕立て直すとは、こういうことである」と書いているが、『源氏…

この記事は有料記事です。

残り1241文字(全文1539文字)

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 夜景都市 新三大夜景、神戸が4位に、北九州市に抜かれる
  2. 奈良女児殺害14年 父親が手記「私の背中そっと支える」
  3. 慰安婦財団解散 日本政府、強く反発も…漂う“韓国疲れ”
  4. 社説 桜田五輪担当相の迷走 滞貨一掃人事の重いツケ
  5. 寡婦控除 未婚に所得制限、事実婚は対象外 与党調整

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです