- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
男子第68回・女子第29回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社、日本陸連、全国高体連など主催)が24日、京都市の都大路を舞台に開催された。県勢は、4年連続5回目出場の男子・豊川が17位、初出場の女子・光ケ丘女子は11位だった。入賞を狙っていた両チームとも目標には届かなかったが、選手たちは悔しさと手応えを胸に来年以降の飛躍を誓った。【三浦研吾】
◆女子
誓う「来年こそ入賞」
初出場初入賞は果たせなかったものの、光ケ丘女子は健闘を見せ都大路の歴史に名を刻んだ。
1区は全5区間の約28%を占める要所で、エース・藤中佑美選手(2年)が力走。中盤で離されて「今の力は出せたが、悔いが残るレース。勢いが出るような走りをしたかった」と悔しがりながらも、8位でタスキをつないだ。
藤中選手からタスキを受ける時に「行け」と背中を押してもらい、「走りやすかった」と言う2区の山本有真選手(同)は、後半の平たんな道が続く地点で足が重くなった。沿道から中学時代の部活の先生の応援を受け、山本選手は「ペースを落とさずに走れた」と振り返った。
3区の津野優主将(3年)は9位でスタートし、「前の選手を追って前半とばしたが、後半はついて行けず、自分の走りができなかった」と悔やんだ。
4区はケガの影響で出場が心配されたが、大会1週間前に走ることが決まった稲吉椿選手(2年)。「(同じ中学の)鈴木純菜先輩と一緒に都大路で走れて良かった。純菜先輩に感謝の思いを込めて走った」と笑顔を見せた。後輩からタスキを受けた鈴木選手(3年)は「あまり順位を上げられなかったが、これが最後なので自分の走りをしようと思った」と二つ順位を上げてフィニッシュ。フィニッシュ直後、「入賞はできなかったが、都大路で走れてよかった」と笑顔で話した。
レース前、「全国大会でも良い順位で走ってくれる」と期待していた杉戸忠治コーチ(76)は、レース後に選手たちとともに涙を浮かべた。「目標の入賞ができなかったのはコーチの責任」と話し、選手をかばった。津野主将は「ここがゴールではないし、今までやってきたことは無駄ではない。来年は入賞して笑ってもらいたい」と話した。
◆男子
6区意地の7人抜き
豊川は2区で14位まで順位を上げたものの、入賞や優勝争いには絡めなかった。
1区の柏優吾選手(2年)は、松永光雄監督から「20位以内で」と送り出された。「上りがきつかったが、自分のペースで走れた」と17位につけた。2区は、昨年も同区間を走った岩城亮介選手(同)が「コースも分かっていた。リラックスして走れた」と区間3位の快走で順位を14位に上げた。
3区の鈴木雄太選手(3年)は順位を下げたが「沿道からの応援がすごく、力になった」と話し、4区の柳本匡哉選手(1年)は区間35位で不本意な走りも「来年はリベンジする」と誓った。
5区の永田一輝選手(3年)はお気に入りの赤と黒のシューズで2年連続の都大路を疾走した。区間12位でタスキをつなぎ、「前の走者に迫ったが、追い越せなかった」と悔やんだ。6区の鈴木竜太郎選手は1年生ながら7人抜きで区間2位の走りを見せ、「1区で良い流れができたので、自分もやらなければと思った」と振り返った。
アンカーは県予選会、東海駅伝ともメンバー外だったが、調子を上げてメンバー入りを果たした伊藤聡汰主将(3年)が務めた。松永監督は前日のメンバー提出締め切り直前に「彼だったらやってくれる。内に秘めた闘志があるので、情熱にかける」と登録。区間8位と健闘したがチーム順位は17位に終わった。伊藤主将は「悔しいが、1、2年生で良い走りを見せた選手もいた。来年につながる走りができた」と都大路での上位入賞を後輩に託した。
区間 氏名 区間タイム 個人順位
1 藤中佑美(2) 19分24秒 8
2 山本有真(2) 13分34秒 18
3 津野優(3) 10分14秒 27
4 稲吉椿(2) 10分02秒 26
5 鈴木純菜(3) 16分22秒 10
合計タイム 1時間 9分36秒
※カッコ内数字は学年
区間 氏名 区間タイム 個人順位
1 柏優吾(2) 30分29秒 17
2 岩城亮介(2) 8分18秒 3
3 鈴木雄太(3) 25分38秒 32
4 柳本匡哉(1) 24分45秒 35
5 永田一輝(3) 9分01秒 12
6 鈴木竜太郎(1) 14分36秒 2
7 伊藤聡汰(3) 14分43秒 8
合計タイム 2時間 7分30秒
※カッコ内数字は学年
時系列で見る
-
男子・大阪、大健闘の14位 女子・大阪薫英女学院、終盤追い上げ3位 両監督の話 /大阪
1607日前 -
男子・鳥取城北46位、女子・八頭43位 /鳥取
1607日前 -
男子・鳥取城北46位、女子・八頭43位 両監督の話 /鳥取
1607日前 -
世羅、ともに入賞逃す 男子20位、女子9位 /広島
1607日前 -
世羅、ともに入賞逃す 想定外が響いた 世羅・岩本真弥監督の話 /広島
1607日前 -
男子・伊賀白鳳24位 女子・津商35位 両監督、主将の話 /三重
1607日前 -
男子・伊賀白鳳24位 女子・津商35位 /三重
1607日前 -
男子・中京学院大中京22位 女子・益田清風41位 /岐阜
1607日前 -
男子・中京学院大中京22位 女子・益田清風41位 両監督・主将の話 /岐阜
1607日前 -
光ケ丘女子、健闘11位 男子・豊川は17位 /愛知
1607日前 -
光ケ丘女子、健闘11位 男子・豊川は17位 両監督の話 /愛知
1607日前 -
女子・西脇工6位、男子・須磨学園8位 県勢男女で2年連続入賞 /兵庫
1607日前 -
師走の都大路 男子・埼玉栄15位、女子・昌平18位 /埼玉
1607日前 -
師走の都大路 男子・埼玉栄15位、女子・昌平18位 両監督の話 /埼玉
1607日前 -
男子・出雲工39位、女子・平田47位 監督・コーチ、主将の話 /島根
1607日前 -
粘り最後まで 悔しさ来年に 男子・出雲工39位、女子・平田47位 /島根
1607日前 -
男子・小豆島中央35位、女子・四学大香川西34位 /香川
1607日前 -
健闘も入賞及ばず 女子・健大高崎、26位 男子・東農大二、34位 /群馬
1607日前 -
男子・法政二、笑顔の13位 白鵬女子は20位 /神奈川
1607日前