[PR]
◆山口・西京の自主応援団
男女の山口代表・西京の応援には、保護者や学校関係者とは別に、学校のある山口市平川地区から20~70代の男女計28人が駆け付けた。
西京は男子が25年連続30回目、女子が2年ぶり26回目の出場となる大会常連校。地元の学校を盛り上げようと、平川地区の住民有志が十数年前から自主応援団を結成している。
学校も平川地区でランニング教室を開くなど交流を拡大。住民たちは今年もバスをチャーターして京都入りし、沿道から選手たちに声援を送った。
地元で野球スポーツ少年団の監督をしている石田敬三さん(60)は「昔、少年野球で指導した男子生徒が出場するので、今年の応援は一層楽しみ。頑張ってたすきをつないでほしい」と話した。【国本ようこ】
◆高知農、円山公園を訪問
男子の高知代表・高知農の監督と選手が22日、京都市東山区の円山公園を訪れ、今年で没後150年となる郷土の偉人、坂本龍馬と中岡慎太郎の銅像に都大路での活躍を誓った。
銅像は戦前に建てられ、戦争に伴う金属供出で台座だけとなったが、京都高知県人会が1962年に再建した。
淵田凌一主将(3年)は「龍馬は仲間を信じて幕末を走り抜いた。僕らもたすきを待つ仲間のため、最後まで諦めず走り抜く」と決意を語った。歴史好きという尾崎陽選手(3年)は「2人とも郷土の誇り。他のゆかりの地も巡りたいが、まずはレースに集中する。『最後の1秒まで粘り、結果を残します』と約束した」と銅像を仰ぎ見ていた。【礒野健一】
◆佐賀清和の保護者会
女子の佐賀代表・佐賀清和の保護者会は、オリジナルラベル付きの地酒や手作りのグッズを用意し、応援団の旅費にあてる寄付金のお礼として支援者に渡した。
返礼品は、老舗「窓乃梅(まどのうめ)酒造」(佐賀市)の純米酒か焼酎、保護者がデザインした校名入りのトートバッグなど。今春の卒業生の保護者が同酒造で勤務しており、都大路出場を受けて会社に掛け合って製造が決まった。陸上部の写真をあしらったラベルを付け、約700本が贈られた。
目標の1000口(1口2000円)をほぼ達成した保護者会の山口徹会長(37)は「協力してくれる人がいる感謝を力に変えて」と選手にエールを送った。【池田美欧】
◆式典司会の4人
開会式と閉会式の司会は、11月にあった京都府高校総合文化祭のアナウンス部門で上位に入った府内の4人の高校生が務めた。
開会式の担当は、府立〓道2年の小田薫音(かのん)さんと府立日吉ケ丘2年の田中花音(かのん)さん。小田さんは「選手がリラックスして走れるよう一生懸命努めます」と抱負を語った。田中さんは「相手に何を伝えるか、しっかり考えながら話したい」と気を引き締めた。
一方、閉会式を担当するのは立命館宇治2年の中島千歩さんと、府立嵯峨野2年の田中結子さん。立命館宇治は女子の京都代表で、中島さんは「毎日必死で練習する姿を見てきた。他校の選手もきっと同じと思うので、みんな悔いなく走り抜いてほしい」とエールを送った。田中さんは「全力を出し切った選手たちを笑顔で明るくもてなす司会を心がけたい」と話した。【礒野健一】
◆島根・平田 ごみ拾い
女子の島根代表・平田は、宿泊する京都市内の旅館周辺でのごみ拾いを続けている。
今回で7年連続9回目の出場だが、いつから始まったのかは不明。多久和政徳コーチは「自然とやるようになっていた」と話す。
21日は選手とマネジャー計7人が、早朝練習で走った京都市中心部の歩道などで、紙くずやたばこの吸い殻を拾い集めた。多久和コーチは「心に余裕がなければごみに気付かないし、拾うこともない。当たり前のこととして今後も続けたい」と語った。
吾郷(あごう)真帆主将(3年)は「思っていた以上にごみが多く驚いた。走らせてもらう京都が、少しでもきれいになったらうれしい」と笑顔を見せた。【礒野健一】
毎時01分更新
糖尿病を抱えるため入院を希望したのに、行き先は療養者用ホテ…
米国のトランプ前大統領の支持者が6日に連邦議会議事堂に乱入…
22日に発効した核兵器禁止条約は、開発や保有、使用などを例…