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全国高校駅伝

わずか4秒…悔し涙 男子・九州学院9位、3年連続の入賞逃す /熊本

9位でフィニッシュする九州学院の藤上選手

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16位でフィニッシュするルーテル学院の黒田選手

 男子第68回、女子第29回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社、日本陸連、全国高体連など主催)が24日、京都市の西京極総合運動公園陸上競技場を発着点に開催された。男子県代表で14年連続37回目の出場となった九州学院は2時間5分36秒で9位となり、4秒差で3年連続の入賞を逃した。女子県代表で初出場のルーテル学院は目標としていた1時間9分台には届かなかったものの1時間10分11秒で16位となり、都大路で健闘した。【清水晃平】

 1区(10キロ)の井川龍人選手(2年)はレース前「区間賞を取る。昨年1区の先輩の記録を塗り替る」という2つの目標を掲げていた。宣言通り、最初から積極的に攻めて区間賞を取った佐久長聖(長野)、中谷雄飛選手(3年)の後ろにつき、残り300メートルで勝負をかけたが、1秒差で区間賞を逃す。「中谷さんが一枚上手だった」と振り返ったが、チームを勢いづけた。

 「井川が2位だったら先頭を奪う」。2区(3キロ)の今村真路選手(2年)は意気込んでたすきを受け取ったが、強い思いが裏目に出る。中間地点を過ぎて息が上がりスピードが出なくなり、3区(8・1075キロ)の入田優希選手(1年)は終盤に4人に抜かれたが自分のペースを守った。4区(8・0875キロ)の佐藤映斗選手(2年)は前の2人を抜き、チームに再び流れを呼び込んだ。禿雄進監督(59)も「佐藤がよく踏ん張り、レースを持ち直すことができた」と評価する。

 5区(3キロ)の良田圭太選手(2年)は長い上り坂に苦しんで順位を落としたが、6区(5キロ)の郷明日翔選手(3年)は右手と左腕に書いた「最高のたすきリレー!」「九学魂」の言葉を支えに「イメージ通りの走り」と納得した表情。

 5位で迎えた最終7区(5キロ)。藤上凌太選手(3年)は三つ順位を落としても8位入賞できたが、結果は4秒差の9位。ゴール後、顔をなかなか上げることができなかった藤上選手は「落ち着こうと思って守りに入ってしまった。あと一歩という言葉に今年のチームの全てが表れていると思う。3年として順位を守れなかったことが一番悔しい」。ただ、今年は2年生主体。レースは大きな可能性を感じさせ、全国制覇の夢は後輩に引き継がれた。

初の都大路大健闘 女子・ルーテル学院16位

 「みんなに申し訳ない」。エースとして1区(6キロ)を任された矢田みくに選手(3年)はレース後、涙を流した。スタート直後、西脇工高(兵庫)の田中希実選手(3年)が集団を抜け出すという矢田選手が描いていた通りの走りを見せた。矢田選手は1キロ地点で2位、中間地点で4位と先頭の背中を懸命に追ったが、残り2キロからペースが落ち、1位と32秒差の9位でたすきを渡した。

 2区(4・0975キロ)の岡本佳奈絵(かなえ)選手(3年)は中盤から順位を落とし、「後ろの選手に抜かれる度に8位入賞が遠ざかっていくのが分かった」(岡本選手)。しかしラスト1キロにさしかかろうとした時、沿道から吉田謙監督(43)の「ここからだぞ」の声が聞こえた。粘り強さを評価して2区に抜てきした監督の声で気を引き締め直し、3区(3キロ)の妹、岡本亜依里(あいり)選手(2年)につなぐ。

 亜依里選手はたすきを受け取る時、佳奈絵選手の「ごめん」という声が聞こえた。すぐに目の前の2人の選手を追ったが、19位のままたすきを渡した。

 「亜依里の後ろに集団がいたので私も諦めないで走ろう」と4区(3キロ)の飯田怜主将(3年)は終盤、得意の下りで順位を2つ上げる好走を見せ、「中学からの陸上人生で最高の走りができた」と笑顔を見せた。

 5区(5キロ)のアンカー、黒田澪(みお)選手(2年)はゴールの西京極総合運動公園陸上競技場に入っても諦めなかった。たすきをつないだ4人のことを思うと自然と力が湧き、「前の選手を抜かないと後悔が残る」とゴール手前で1人を振り切り、16位でフィニッシュ。「自分なりにはやりきった。自分たち2年生が力をつけて都大路に戻ってきたい」と来年を見据えていた。【清水晃平】

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