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訃報

バレエダンサーの草分け 薄井憲二さん93歳

薄井憲二さん

 日本のバレエダンサーの草分けとして活躍し、日露のバレエ交流にも貢献した前日本バレエ協会会長の薄井憲二(うすい・けんじ)さんが24日、悪性リンパ腫のため、京都市の病院で亡くなった。93歳。葬儀は25日に近親者のみで営む。喪主は長男秀幸(ひでゆき)さん。

 東京生まれ。故東勇作氏のバレエ団に入った後、東京帝大在学中に応召し、終戦後4年間のシベリア抑留を経て帰国。再び東勇作バレエ団で活躍した。後に自らのバレエ団も結成し、後進育成にも尽力した。

 モスクワ国際バレエコンクールなど国際コンクールの審査員も歴任し、振付家、舞踊評論家などとしても活躍。2016年にはロシアのバレエ専門誌が主催する「踊りの魂賞」にロシア出身者以外では初めて選ばれた。

 バレエに関する約6500点超の資料のコレクションでも知られ、所蔵する兵庫県立芸術文化センター(西宮市)が企画展などで公開している。

 教授を務めていた京都バレエ専門学校が1月に学校葬を営む予定。【高村洋一】

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