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記者ノート

’17年末ワイド 肩を震わせた夫 /熊本

 熊本地震で被災し転居先のアパートで介護していた妻(当時74歳)を4月に絞殺したとして殺人罪に問われた熊本市の夫(74)の裁判員裁判を11月に取材した。「妻にはまだ生きていてほしかった」。被告人質問に立った夫が肩を震わせながら絞り出した言葉に法廷内は静まりかえった。「なぜ40年以上も連れ添った妻を殺してしまったのか」。私もいたたまれなくなった。

 公判を通して浮かび上がったのは、熊本地震を境にして心身とも追い詰められていった夫の姿だ。脚の痛みを訴え、夜中もうめき声を上げる妻、そして近所に迷惑をかけまいと必死に脚をさする夫。妻の体調悪化とともに入浴回数は3日に1回から約1週間に1回、約2週間に1回へと減った。公判で夫は妻を責めることは一切言わず、懲役3年、執行猶予5年(求刑・懲役5年)の猶予判決が下された。

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