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大阪府立大

登記漏れ66年間やっと解消 府が予算計上へ

大阪府立大羽曳野キャンパス

羽曳野・1505平方メートル

 大阪府立大羽曳野キャンパス(同府羽曳野市)で、敷地の約3%にあたる1505平方メートルが66年間、府の所有地として登記されていない。畑の広がる一帯を病院用地として購入したが、国有地の農道だった部分の所有権移転の手続きが済んでいなかった。詳しい理由は不明だが、将来の土地利用に支障が出る可能性があり、府は来年度予算に必要経費を計上して決着を図る。

     府によると、未登記の敷地はキャンパス中央部で十字形(縦約135メートル、横約280メートル、幅各約3.5メートル)に交差している。1951年、府立結核療養所羽曳野病院の用地として一帯を購入した。元々民有地だった畑部分は56年に移転登記したが、農道部分はうやむやになっていた。

     病院は府立羽曳野病院に改称され、94年に敷地内に府立看護大を併設。看護大は2005年に大阪府立大に統合され、敷地は羽曳野キャンパスとなった。羽曳野病院は今年度、大阪府立病院機構「大阪はびきの医療センター」に改称され、建て替えが決定。工事の準備を進めるうち、移転登記が済んでいない土地の権利関係を明確にする必要があると判断した。

     府立大は大阪市立大との統合に向けた協議が進行中。将来、キャンパス施設の建て替えや敷地の売却の際、農道部分の所有者である国との調整が必要になり、計画に遅れが生じる可能性もある。府はキャンパスや医療センターに埋もれていた購入時の契約書のコピーなどをそろえ、農林水産省近畿農政局に経緯を説明し、登記を移す了承を得た。来年度当初予算案の概算要求には、測量にかかる費用など603万円を計上した。

     府民文化総務課の担当者は「畑の地権者から移転の同意を得た記録は文書で残っているが、農道部分が移転されなかった理由は分からない。長年の宿題が片付きそうで、ほっとしている」と話している。【藤顕一郎】

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