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SUNDAY LIBRARY

木村 衣有子・評『NYの「食べる」を支える人々』アイナ・イエロフ/著

◆『NYの「食べる」を支える人々』アイナ・イエロフ/著 石原薫/訳(フィルムアート社/税別2300円)

 わくわくする。

 それは、単純な感情の動き。ただ、長いことわくわくできない環境に置かれれば、体は生きていても心が死んでしまう。

 『NYの「食べる」を支える人々』には、食に関わる仕事をする53人の身の上話が、400ページを超える分厚さでぎゅうぎゅうに詰まっている。この街で生まれ育ったという人はそのうちのおよそ3分の1。メキシコ、エジプト、日本などからやってきた移民も同じく3分の1。誰も彼もが、多かれ少なかれ、わくわくしながら過ごしている。取り組む日々の生業(なりわい)に。なによりも、ニューヨークで、その仕事ができることに。場所は選ばないとか、どこだって仕事は見つかるなんて嘯(うそぶ)かずに、街のきらめきを糧に動き続けている。ニューヨークに行ったこ…

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