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日本建築学会

「丸栄本館」壊さないで 保存求め要望書

百貨店「丸栄」=名古屋市中区で、三上剛輝撮影

 来年6月末に閉店し解体される予定の老舗百貨店「丸栄」(名古屋市中区)について、日本建築学会(会長・古谷誠章早稲田大教授)は26日、「戦前期の建物を基に増改築を重ねた全国でも珍しい建物で、日本建築の持続的発展を考える上で極めて貴重な事例」として、建物の保存・活用を求める要望書を丸栄に提出した。

     丸栄本館は戦後日本を代表するモダニズム建築家、村野藤吾氏(1891~1984年)の設計で鉄筋コンクリート造り8階建て。53年、戦災に耐えた前身の百貨店を増築する形で完成し、その後も3度にわたり増改築した。53年度に日本建築学会賞(作品賞)を受賞した。

     丸栄の親会社で医薬品製造の興和は、建物を取り壊した上で、2020年をめどに跡地に商業施設を建設する方針を発表している。同学会は「縦線と横線の格子でデザインした壁面などの特徴があり、栄・広小路通りの景観形成にも大きく寄与した。取り壊しは都市における資産の喪失だ」としている。【三上剛輝】

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