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記者ノート

’17年末ワイド 失われた3人の命 /熊本

 「新幹線の中で人目もはばからず泣き崩れました」。法廷に響いた男性(49)の言葉を、被告はどう受け止めただろう。

 男性は今年4月、酒気帯び運転の車に16歳の娘を奪われた。交際していた男性と熊本市南区の横断歩道を歩いていたところをはねられたのだった。

 事故の知らせを受けたのは単身赴任先の埼玉。荒天のため飛行機ではなく新幹線で熊本に向かった。娘が事故に遭ったことが信じられず、取り乱すことはなかった。だが、娘が亡くなった事故のニュース速報が車内の電光掲示板に流れると、感情のコントロールを失った。

 車を運転していた男(32)は道交法違反(酒気帯び運転)、自動車運転処罰法違反(過失致死)の罪に問われた。11月21日、熊本地裁であった公判で、男性は遺族として意見を陳述した。「女性として生まれ、花嫁になることも母になることもできずに終えた娘の人生を考えると、ただただふびんでなりません」。娘は結婚する予定で、おなかに小さな命を宿していた。

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