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文科省

「加計学園」審査、詳細見えず 議事要旨を初公開

実質的な審査担った専門委員会の議事は公開されず

 文部科学省は27日、学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)が運営する岡山理科大の獣医学部新設を認める答申をした大学設置・学校法人審議会(設置審)の議事要旨をホームページで公開した。議事要旨の公開は初めて。しかし、実質的な審査を担った専門委員会の議事は公開されず、内容も専門委の原案を上部組織が補足、了承したとの簡易な記述にとどまった。

     設置審は専門委、審査会、分科会の3段階で審査し、詳細な検討は専門家が委員を務める専門委が担う。

     公開されたのは審査会と分科会の議事要旨でA4判55ページ。このうち加計学園獣医学部についての記述は3ページに17行あるだけ。5月17日の審査会では「教員組織などの審査意見の原案に対して、文言の補足、修正を行った」などとしている。審査会は8月9日、11月6日にも開かれたが、加計学園についてはいずれも専門委の原案通りに審査意見や留意事項を了承したとの記述で、委員の発言や具体的な議論の内容は記されていない。

     認可答申の3日前の11月7日に開かれた分科会の議事要旨には大学名もなく、原案通り了承したことのみが記述されている。

     文科省大学設置室によると、分科会は加計学園の問題が取りざたされる前の4月、プロセスの透明性を高めるために議事要旨の公開を決定した。しかし、専門委は「自由闊達(かったつ)に意見交換する」との理由で外された。設置審の会合は全て非公開で、専門委の委員の名前は答申まで明かされなかった。大学設置室は「専門委の判断は審査意見として公表しており、透明性は確保されている」としている。

     NPO法人・情報公開クリアリングハウスの三木由希子理事長は「専門委の議事内容が非公開だと、なぜ認可の答申となったのかという最も重要なプロセスの検証が妨げられる。政府としても認可の妥当性を証明するのに公開は不可欠だ」と指摘している。【伊澤拓也】

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