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五行歌集

14歳、「一ケ月反抗期」出版 親の離婚や思春期の心も

五行歌集を出した水源カエデさん=東京都新宿区で12月7日、望月麻紀撮影
一ヶ月反抗期の本

 東京都内とうきょうとない中学ちゅうがく年生ねんせい水源みなもとカエデさん(14)=本名ほんみょう下野楓しものかえで=が今年秋ことしあき歌集かしゅう「一ケ月反抗期いっかげつはんこうき 14さい五行歌集ごぎょうかしゅう」(そらまめ文庫ぶんこ)=写真<右>(しゃしんみぎ)=を出版しゅっぱんしました。おもいのたけをぶつけた作品さくひんは、五行歌ごぎょうかという自由じゆう形式けいしきの「うた」の魅力みりょくつたえます。【望月麻紀もちづきまき

     歌集かしゅうには5~14さい作品さくひん74ほんおさめられています。そのひとつを紹介しょうかいします。

    がんばって

    運動うんどうしたのに

    新宿しんじゅくでチョコパフェを

    べちゃったけど

    しあわせだからいい

     五行歌ごぎょうかは、5ぎょうからなるみじかです。字数じすう制限せいげんはなく、言葉ことば句切くぎりやいき区切くぎりで改行かいぎょうします。簡単かんたんまりはありますが、自由じゆういてほしいと、ごくかぎられた約束やくそくごとにしています。五行歌ごぎょうかかい東京都新宿区とうきょうとしんじゅくく)によると、やく60年前ねんまえはじまり、愛好者あいこうしゃは50万人まんにんといいます。

     カエデさんのはは純子じゅんこさん(42)も五行歌ごぎょうかつくっています。そのためカエデさんは、純子じゅんこさんのおなかのなかにいるころから、歌会うたかいかよい、自分じぶんでもつくるようになりました。「おもっていることをありのままにけるので表現ひょうげんしやすい」といます。

     ふとかんだ言葉ことば作品さくひんになります。授業中じゅぎょうちゅうにノートの片隅かたすみめたり、いえ外出先がいしゅつさきではスマートフォンのメモちょう記録きろくしたり。たとえば、純子じゅんこさんといになったあとにできた作品さくひんがあります。

    野垂のたぬがいい

    一回死いっかいしんでこい

    こんなこと

    ははだけど

    料理りょうりうでたしかである

     うたつくっていることをひとられるのは、小学生しょうがくせいのころはずかしかったそうですが、いま友達ともだちにもはなし、「うた出合であっていなかったら、自分じぶん途中とちゅうこわれていたかなとおもう」といます。

     カエデさんの両親りょうしん離婚りこんしました。カエデさんは部屋へやに1時間じかんこもり、やるせないおもいを五行歌ごぎょうかにぶつけました。十数本じゅうすうほん作品さくひんまれました。「いているうちに、いていることが面白おもしろくなりはじめてきをもどした」と当時とうじかえります。そのとき作品さくひん歌集かしゅうせました。赤裸々せきららにつづったうたは、おな境遇きょうぐうにある親子おやこ共感きょうかんあつめています。

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