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新年のお屠蘇お忘れなく 習わしに触れ健康再確認 中国ルーツの予防医学、血行促し胃腸の働き補助

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お銚子と平らな引盃があればお屠蘇はいただける。盃台やお盆もあれば本格的だが、家にある道具でも少し工夫すればお正月らしい雰囲気に=大阪市北区で、花澤茂人撮影
お銚子と平らな引盃があればお屠蘇はいただける。盃台やお盆もあれば本格的だが、家にある道具でも少し工夫すればお正月らしい雰囲気に=大阪市北区で、花澤茂人撮影

 新年を祝う食卓に欠かせない飲み物といえば、お屠蘇(とそ)。「お屠蘇気分」など言葉はよく耳にするが、どんなものか理解し、実際に口にしている人は少数派になりつつあるようだ。由来や楽しみ方を知った上で新年を迎えたい。専門家に教えてもらった。【花澤茂人】

生薬浸したお酒

 お屠蘇は、いくつかの漢方の生薬を刻んで組み合わせ、布などで包んだ「屠蘇散」を一晩ほど浸したお酒のこと。飲みやすくするため、酒の代わりに本みりんを使ったり、混ぜたりする場合もある。

 大阪漢方医学振興財団の理事長で医師の中本かよさん(55)によると、使われる生薬は諸説あるが、山椒(さんしょう)、白朮(びゃくじゅつ)、防風、桔梗(ききょう)、桂皮(けいひ)、陳皮、丁子、小茴香(しょうういきょう)、浜防風などとされる。「胃腸の働きを助けるものがほとんど。寒い時期に、お酒で血行を良くし、薬効を全身に行き渡らせる狙いがあるのでしょう」。東洋医学では自身の体の内側にある力を高めることを…

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