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イタリア

大統領が議会解散、総選挙へ 「五つ星」注目

議会解散の文書に署名するイタリアのマッタレッラ大統領=ローマで2017年12月28日、ロイター

 【パリ賀有勇】イタリアのマッタレッラ大統領は28日、議会上下両院を解散した。総選挙は来年3月4日に実施される。欧州連合(EU)に批判的な新興政治団体「五つ星運動」が躍進するかどうか注目されるが、選挙制度改革に伴い、どの主要政党も単独過半数には届かない可能性が高く、連立協議の難航が予想される。

     マッタレッラ氏は、憲法裁判所が一部を違憲とした選挙法の改正に加え、2018年予算案が議会で可決されたことから、選挙期限の5月を前に議会解散を決めた。ジェンティローニ首相は辞職せず、新政権発足まで職務を続ける。

     トランプ米大統領が1月に就任した前後から、欧州でも極右政党やポピュリズム(大衆迎合主義)政党が支持を拡大。イタリアでも、最近の世論調査の政党支持率で「五つ星」が首位を走る。

     だが、イタリア議会は10月、比例代表制だった両院の選挙を、議席の3分の1を小選挙区制で、3分の2を比例代表制で行う改正選挙法を可決。下院で40%以上を得票した政党に過半数議席を付与する「ボーナス制度」も撤廃し、単独過半数獲得のハードルが高まった。「五つ星」は主要政党で唯一、他政党との連立を拒否しており、不利に働くとみられる。

     22日付の世論調査の政党支持率は、首位の「五つ星」29%に続き、レンツィ前首相の与党・民主党(中道左派)が22.8%。ベルルスコーニ元首相が率いるフォルツァ・イタリア(中道右派)は16.2%だった。

     フォルツァ・イタリアは、反移民の右翼政党「北部同盟」などと右派の政党連合を組めば支持率約37%で、「五つ星」などを上回るものの、獲得議席は過半数には届かないとの見方が強い。

     選挙では、経済政策に加えて、イタリアを目指して北アフリカから地中海を渡る移民問題が主な争点となる。

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