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きらら397誕生30年

/2 品種開発にゴールなし 低コスト化、食味改善で競争 /北海道

上川農業試験場で行われる米の食味検査のために備えられた炊飯ジャー=比布町で、梅村直承撮影

 1987年12月、上川農業試験場で選抜された米の新品種「上育397号」(後の「きらら397」)を試験栽培した生産者が結果を報告する会議が開かれた。

 食味や耐倒伏性、収量について記載する欄に、「良」を示す二重丸が並ぶ。その後、文句なしで本格的に作付けされる奨励品種に決定した。開発を担当した元研究員の沼尾吉則さん(67)は「うれしかった。これで自分も一人前になれた」と胸をなで下ろしたという。

 栃木県出身の沼尾さんは北海道大に進学後、道産米を初めて口にして「まずいことに驚いた」と振り返る。

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