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ニッポンの食卓

食育の推進がいわれる一方、偏った栄養、朝食離れ、貧困など子どもを取り巻く食の現状は複雑化している。育ちの現場の今を報告する。

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第1部 きょうのごはんは?/3 有機野菜、高くても消費拡大

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収穫した有機栽培のカブの出荷準備をする有機農業専攻の生徒たち=埼玉県熊谷市の埼玉県農業大学校で
収穫した有機栽培のカブの出荷準備をする有機農業専攻の生徒たち=埼玉県熊谷市の埼玉県農業大学校で

 2013年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された和食。欠かせない食材といえば野菜だが、日本人が口にする量は少しずつ減っている。

 農林水産省の食料需給表によると、戦後の1人1日当たり供給量は1968年度の340・4グラムがピーク。その後じわじわと減って90年度に300グラム台を割った。減少傾向は止まらず、ここ10年間は250グラム前後で推移し、推奨される摂取量の1日350グラムから遠ざかっている。サラダの1人1年当たり購入金額は10年ごろから急増しているが、生で十分な量を取ることは難しい。摂取不足を野菜ジュースで手軽に補う人もいる。

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