連載

縮む日本の先に

都市部への人口流入の陰で、地方は深刻な過疎化と高齢化に直面している。財政赤字に苦しむ国の支援には限界があり、地方が目指す未来には不透明感が漂う。人口減と向き合う自治体や住民の思いを交えながら、地方が存続するための処方箋を探る。

連載一覧

縮む日本の先に

AIと生きる/3(その2止) 通訳、銀行…先細る職域 新たな分野、夢つかむ

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
テックエキスパートの受講者は1年で3倍に増えた。通訳を目指していた大木彩さんは昨年、ここに連日通って新たなスキルを身につけ、エンジニアに転身した=東京都渋谷区で、小出洋平撮影
テックエキスパートの受講者は1年で3倍に増えた。通訳を目指していた大木彩さんは昨年、ここに連日通って新たなスキルを身につけ、エンジニアに転身した=東京都渋谷区で、小出洋平撮影

 

 会話の内容が分からない。プログラミング教室の初日、教室で買ったばかりの米アップル製ノートパソコンの電源を入れた大木彩さん(26)の周りで、1カ月早く入学した受講生らが教師に質問を重ねていた。でも、すぐに追いつけるはずだ。昨年5月、東京・渋谷の「テックエキスパート」。少し前まで英語の通訳を目指していた大木さんは、エンジニアを目指して新たな道を歩み始めた。

 京都大学在学中にスコットランドに留学し、好きな英語を使った仕事をしたいと思うようになった。卒業後、通訳の養成学校へ通った。2016年春、たまたまロボット研究で知られる大阪大の石黒浩教授の研究室を紹介され、主に事務を担当する研究室スタッフとして働き始めた。

この記事は有料記事です。

残り1615文字(全文1923文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集