日本の食が世界に広がっている。海外の日本食レストランは、この10年ほどの間に5倍に増加した。国産農林水産物・食品の輸出額は2016年までの4年間で1.7倍となり、4年連続で過去最高を更新。その勢いは衰えておらず、17年も過去最高を記録する見込み。日本と欧州連合(EU)が19年初めの発効を目指して経済連携協定(EPA)の締結に合意したのも日本食の海外普及を後押ししそうだ。一方、海外ではアレンジされた日本食も珍しくなく、本物の和食を知ってもらおうと奮闘する日本人も登場。世界を席巻する日本食ブームを巡る現状を追った。
06年に約2.4万店だった海外の日本食レストランは、17年に約11.8万店と約5倍に増加した。15年からの2年間でも1.3倍に増えた。地域別に見ると最も多いのがアジア(約6万9300店)で、北米(約2万5300店)、欧州(約1万2200店)が続く。15年から17年の伸び率でみると中東が最も伸びており、17年は6割増の約950店。それに続くのが5割増の中南米(約4600店)とアジアだ。農林水産省は…
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