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フグ料理

アジア中心に浸透 規制緩和進み「輸出の好機」

身欠きフグ

 フグの海外輸出が広がっている。北九州市でフグ料理宅配専門店などを展開する「ふく太郎本部」の古川幸弘社長(50)はアジア向けに、内臓など有毒部位を取り除いたフグ加工品を輸出。輸出を推進する全国組織の初代代表にも就任し、「世界中にフグのおいしさを広めたい」と意気込む。

     そもそもフグは有毒部位があるため日本や韓国以外では食べる習慣がなく、輸入を規制する国が多かった。だが訪日客増加でフグ料理が認知され、アジア中心に和食レストランやホテルから引き合いが増えている。

     フグ輸出は有名産地の山口県下関市の仲卸業者で組織する「下関ふく輸出組合」が1989年に米国の日本食レストラン向けに有毒部位を除いた「身欠きフグ」を出荷したのが始まりとされるが、下関以外では限定的だった。

     だが16年にロシアが輸入解禁したほか、中国もフグの国内流通を解禁するなど規制緩和が進む。古川社長は「今が輸出の好機」と判断し、それまでシンガポールの飲食店4店だけだった輸出を16年にマレーシアの3店にも拡大。今後も販路を広げる考えだ。

     業界全体で輸出拡大に取り組もうと16年8月には全国のフグ加工業者に加え、輸入規制のある台湾や香港の商社、ホテルなども参加する「国際ふぐ協会」が発足。古川社長が初代代表に就任し、台湾の水産食品展示会でPRするなど輸出先の開拓に力を入れている。古川社長は「規制の問題はあるが、厚生労働省など国の協力も仰ぎながら輸出拡大に力を入れていきたい」と話している。

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