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待ったなし

ベテラン親方の嘆き=武藤久

 暮れの26日に14日初日の初場所の番付が発表された。それぞれの部屋の若い衆が大きな手で器用に封筒に入れて年賀状代わりに配った番付が全国各地の相撲ファンの手に渡っただろう。

 その新番付から日馬富士のしこ名が消えた。稀勢の里が昇進して4横綱になった番付は1年も持たなかった。4人が千秋楽まで勢ぞろいした場所は一度もなく、豪華番付は今回も掛け声倒れに終わってしまった。

 いうまでもなく、昨年11月の九州場所中に発覚した不祥事の後遺症だ。「まったく嘆かわしい時代になったもんだね」と定年が近くなった親方がこぼした。

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