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トランプ氏

バノン氏暴露本に不快感「正気も失った」

 【ワシントン高本耕太】トランプ米大統領は3日、昨年8月に退任したバノン前大統領首席戦略官について「バノンは解任されたときに、仕事だけでなく正気も失った」などと厳しく非難する声明を発表した。トランプ氏の最側近だったバノン氏がトランプ氏親族らを批判する内容の暴露本が近く出版されることへの不快感を示したもの。大統領の公式声明による攻撃は異例だ。

 英紙ガーディアン(電子版)は同日、今月出版される米国人ジャーナリストによるトランプ政権の内幕本の内容を一部報じた。ロシアによる米大統領選への介入疑惑を巡り、2016年6月にニューヨークの「トランプタワー」でトランプ氏の長男ジュニア氏や娘婿のクシュナー大統領上級顧問らが、ロシア政府と関係する弁護士と面会したことについて、バノン氏は同書の中で「反逆的で非愛国的な行為」と指摘。「彼らはすぐにFBI(連邦捜査局)に報告すべきだった」と批判している。

 また米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)によると、バノン氏は同書の中でトランプ氏の長女イバンカ補佐官を「大ばか」と表現した。バノン氏はこれらの発言の事実を否定しているという。

 相次ぐ報道を受け、トランプ氏は声明で「バノンは私の大統領職とは何の関係もない。歴史的な大統領選勝利への貢献もごくわずかなものだった」などと指摘。バノン氏が支援した候補が民主党候補に敗れた昨年12月の上院アラバマ補選結果に触れ「バノンは私の支持層を代表していない」と距離を置いた。

 今秋の中間選挙では、バノン氏の支援する反主流派保守系候補が一定の勢力を拡大すると見られてきた。政権を去った後も「トランプの奇跡を継続する」などと訴え、政権支持の姿勢を示していた同氏とトランプ氏との対立は、中間選挙情勢にも影響を与えそうだ。

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