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人生は夕方から楽しくなる

ライター・岡崎武志さん 愛あってこそ古本道、青春卒業し損ねた

「趣味が仕事になり、仕事が趣味になり……。どっちが先か、よく分からなくなりますね」=東京都杉並区の「コクテイル書房」で、根岸基弘撮影

 作家の角田光代さんとの共著「古本道場」を読んだとき、衝撃が走った。口ひげをはやしたこの人、新参者たる角田さんを古書道へと誘う「師匠」役で登場する。しかも、のちに直木賞を受賞する角田さんに容赦ない「指令」を繰り出すのだ。

 初回は、角田さんが東京・神保町の古本街を訪ね、指令通り「子ども時代に愛読した本」を探す。その後、早稲田、西荻窪など都内各地に赴き、街の特徴を表した「一冊」を見つけ出す「古本修行」を積んでいく。読者は、師弟の「往復書簡」を読み進めながら「古本道」を深められる仕組み。古書探索の入門書として読まれ、2005年刊行の単行本(初版2万部)に続き、文庫本にもなっている。

 この本では何よりも「師匠」の古本への愛と造詣の深さが際立つ。そのはずだ。「古本屋通い」は高校時代に…

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