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北朝鮮展望2018

核保有国としての認定を求め、核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を繰り返す北朝鮮。朝鮮半島を巡る情勢は今年、どう動くのか--。米専門家3氏に展望を聞いた。

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北朝鮮展望2018

米専門家に聞く/上 交渉、早くて半年先 カーネギー国際平和財団副会長 ダグラス・パール氏

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 トランプ政権の北朝鮮政策は成功、失敗の両面がある。国連安全保障理事会で中露両国の賛成を得て厳しい制裁決議を採択し、国際社会に北朝鮮との関係を根本的に見直すようメッセージを送ることができた点は成功した。

 失敗は2点ある。ひとつは、北朝鮮問題を最も緊急な課題に据えてしまったことだ。政権は危機を実態以上に大きく捉える考えに取りつかれてしまっている。結果を得ようとして圧力を高めている。北朝鮮の反発を招き、意欲的な核・ミサイル計画の進展を助けてしまった面は否めない。

 二つ目は、中国が問題解決の鍵を握ると思い込んでしまったことだ。もちろん中国が重要な役割を果たすことには違いないが、すべてを解決できるわけではない。中朝関係は冷え込んでいる。だから成果が上がらない。

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