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毎日フォーラム・課長補佐時代

財務省官房長 矢野康治(55)

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矢野康治氏
矢野康治氏

直感を大事にしつつ自己検証

 私は、課長補佐時代を、税務署長帰りの国税庁総務課で2年、ハーバード大学国際問題研究所で1年、証券局で2年、主税局で4年、秘書課で1年(2年目は企画官)を過ごしました。わずか10年間の補佐生活でしたが、いずれも濃密そのものでした。

 国税庁では機構定員の担当として、納税者数の局間変動に合致していない定員配分の大胆な見直しに着手したり、本庁に集まっていた過員を“平成の人返し令”と称して局や署に戻して調査実働へ移し替えたり、行政手続法(案)が例外なく国税や警察の現場にまで適用されそうになっていたのを外してもらうように必至に動き回りしました。

 証券局証券市場課では、デリバティブ担当で、当時は引継書も教本もなく、英英辞典を引く五里霧中の勉強で始まり、着任から毎日終電で帰宅して、1時半から4時まで持ち帰り残業をしました。当時は誰でも庁舎に入れる時代で、「MOF担」の人がノー・アポで入ってきましたが、必ず有意なニュースがあるので追い返したりせず話を聞きました。日本版ビッグ・バン(金融・証券市場制度の大改革)をするぞという局長の号令を受け、手…

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