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時の在りか

「靖国」など日本の戦後をテーマに取材を続けている伊藤智永編集委員が、政治を「座標軸」に鋭く論じます。

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明治150年 何がめでたい=伊藤智永

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松陰神社には初詣客の長い列が=山口県萩市で2日、伊藤智永撮影
松陰神社には初詣客の長い列が=山口県萩市で2日、伊藤智永撮影

 正月の山口宇部空港に降りたら

 「平成の薩長土肥連合」

 と書かれた看板が見えた。今年の明治維新150年にかけて、鹿児島(薩摩)、山口(長州)、高知(土佐)、佐賀(肥前)4県が観光客誘致で協力するらしい。

 しゃれの類いとはいえ、「勝てば官軍」の代名詞だけに、無邪気にはしゃぎすぎると、苦々しく思う人もいるだろう。

 幕末・明治初期にできた官軍・賊軍差別の今に引きずる根深さは、靖国神社に祭られるのは誰かという線引きに限らない。

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