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AIと生きる/6 地域FM、姿なきアナ 疲れ知らず、災害で真価

ナナコを開発したエフエム和歌山の山口誠二さん(左)は「AIアナウンサーは災害時の備えです」と話す。河西美紀さん(右)はナナコの機能を聞いて感心した=東京都世田谷区のエフエム世田谷で2017年12月、佐々木順一撮影

 年が明けた和歌山市内。ラジオから発声の間やイントネーションがぎこちない女性の声が聞こえてきた。「明けましておめでとうございます。人工知能から生まれたアナウンサー『ナナコ』です」。コミュニティーFM局「エフエム和歌山」は昨夏、文章を読み上げる人工知能(AI)のウェブサービスを活用して、姿も形もない「AIアナウンサー」システムを導入した。

 FM和歌山の周波数は87・7メガヘルツ。ナナコは局の愛称「バナナFM」にちなんで名付けられた。男性版は「八太郎」という名前だ。職員は7人。他に週1回程度番組を担当するパーソナリティーが50人ほどいるが、他に仕事をしている人が多く、常駐しているわけではない。職員もいない休日や夜間は録音番組や音楽を流している。

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