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最高裁

寺田長官が最終登庁 8日付で定年退官

寺田逸郎長官

 8日付で定年退官する寺田逸郎最高裁長官(69)は5日、最終登庁し、職員らから拍手で見送られて退庁した。3年9カ月の在任中、歴代長官でも多い10件の大法廷判断に関与した。9日には後任長官に大谷直人最高裁判事(65)が就任する。

     寺田氏は法務省民事局長や広島高裁長官を経て2014年4月、第18代最高裁長官に就任。全15裁判官が関与する大法廷では、裁判長として、民法の夫婦同姓規定を合憲とし、女性だけに離婚後6カ月間の再婚禁止期間を定めた規定を違憲とした2件の判決(15年)▽裁判所の令状なしで行う全地球測位システム(GPS)捜査を違法とした判決(17年)▽NHKの受信料制度を合憲とした判決(同)--などを出した。

     司法行政面では、1970年代までハンセン病患者の裁判が隔離法廷で開かれていた問題を検証し、16年4月に調査報告を公表。その後の記者会見で「痛恨の思い」と陳謝した。17年9月からは、裁判官らが判決などで旧姓を通称として使用することを認めた。

     慣例で長官は退任時に会見するが、今回、本人の希望で退任記者会見は開かなかった。今月4日に公表した新年談話の中で「法の支配の実現を果たすために、司法に対する国民の期待の重さを自覚し職務に励んでほしい」とのメッセージを職員向けに記した。【伊藤直孝】

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