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『硬きこと水のごとし』 著者・閻連科さん

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 ◆閻連科(えん・れんか)さん

 (谷川毅訳、河出書房新社・3240円)

過酷な文革、ユーモラスに風刺

 現代中国を代表する作家が本作で描いた文化大革命は、中国で言う「赤(=革命)」と「黄色(=わいせつな表現)」が入り乱れている。2001年の刊行時に本国で大きな論争を呼び、発禁処分にはならなかったものの、今や増刷も再版も許されていないという問題作の邦訳である。

 「現在の中国の複雑な現実や中国人の根源には、文革があります。この30、40年の激変を理解するためにも、今日、あえて日本で出版されるのは意義があることだと思っています」

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