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チアリーダー

県嘱託職員の和気さん、米NFL挑戦 兵庫

サッカーJ1ガンバ大阪のチアダンスチームでパフォーマンスを見せる和気聡美さん。今春、NFLチアリーダーに挑戦する=本人提供

 プロチアリーダーで兵庫県障害者スポーツ協会嘱託職員の和気(わけ)聡美さん(26)=神戸市垂水区=が今春、米プロフットボールリーグ(NFL)のチアリーダーに挑戦する。イベントやスポーツ大会などで障害者らとふれ合う和気さんは、チアと障害者スポーツをつなぐという、もう一つの夢も抱く。「必ずNFLチアに合格して、頑張れば夢はかなうことを障害のある人たちに伝えたい」と意気込む。

 須磨学園高から龍谷大に進学した和気さんは、チアリーディング部に入部。笑顔と踊りで観客に元気を与えるチアの魅力にのめり込んだ。アメリカンフットボール部や野球部の試合で応援する一方、日本チアリーディング協会関西選手権でエキシビション奨励賞を受賞するなどチームを引っ張ってきた。

 卒業後も金融機関に勤務しながら、アメリカンフットボールXリーグのチームで活動。リーグ所属の約170人の中からオールスターメンバーの15人に選ばれた。2017年からはサッカーJ1ガンバ大阪の専属チアチームでプロチアリーダーとして活躍した。

 和気さんの夢は膨らみ、チアリーディングの最高峰、NFLに熱いまなざしを向けるようになった。数万人の観客が詰めかけるNFLは、米スポーツの花形。試合中サイドラインで華やかに踊る各チーム専属のチアリーダーは「12番目の選手たち」と称される。チアが盛んな米国内でもあこがれの舞台で、各チームのチアリーダーの採用倍率は約10倍と難関だ。和気さんは昨春、練習時間を確保するため金融機関を退職、県障害者スポーツ協会嘱託職員に転職した。

 和気さんは同協会で経理を担当する傍ら、障害者スポーツ大会の運営サポートもする。ハンディをものともせず最高のパフォーマンスを見せるアスリートたちに、自分も勇気づけられるという。

 和気さんと障害者の接点は学生時代。教育実習で訪れた特別支援学校で、得意とするチアのパフォーマンスを披露すると、それまでほとんど反応を示さなかった重度障害児らが目を見開き、じっとみつめていた姿が忘れられない。「この子たちも踊りたいのだ」。チアの魅力を障害者に伝える意義を感じた。

 和気さんは3月に渡米、4月から始まるNFLチアチームのオーディションに備える。「米国でトップの世界を数年経験したら帰国して、障害者のチアダンスチームを作って活動したい。胸を張って教えるためにも一つ目の夢、NFLチアリーダーに合格を果たさないと」と話している。【桜井由紀治】

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